生きるものさしづくり

図書とか、山暮らしとか、思考の整理とか、時々お金との付き合い方とか。

これからの人生がちょっとだけ充実する方法

人との出合い、読んだ本、体験、ハプニング…。

 

あ、あのときたしかに人生変わったな、

と後から振り返って思うことがらは、

そのときに劇的に人生が変わるわけでなく、

その外部刺激がじわじわと自分のものになっていき、

結果、じわじわとその後の方向性が変わってくのでは、

ということを考えています。

 

そのきっかけは

今日理学療法士の先生と話しているなかで出た

「一回姓」という単語。

取り返しがつかない一度きりの出来事、

人生を変えるほどの出来事。

一回性(検索したら結城浩さんのブログが出てきました)

 

 

僕が人生変わったなと思う出来事

改めて思い返すとこれってのがなくて

平々凡々な人生だなと、ため息をついてしまいますが、

やはり節目節目がその出来事になる場合が多いですよね。

 

僕の場合、

大学卒業後、院に進むか就職するか

この選択が大きく人生を変えました。

 

夏頃まで院に進むことを考えていましたが、

なぜか就職活動を思い立って始めました。

(その理由がどうしても思い出せない)

年明けから何十社も受けている同期がいるなかで

僕が受けたのは一社だけ。

 

とんとんとんと話しは進み、

無事にその会社に入ることになりました。

 

当時の採用担当の方と話していて

共通して思っていたのは

「タイミング」。

なんだか互いに引き寄せられているような

感覚があったようにも思います。

 

今では退職していますが、

本当にいい会社で、

気持ちのいい方ばかりの職場でした。

 

地方に移住しようと決意したのも

この会社に入ったことが一番の要因です。

 

地方メーカーや農家の方への取材を通じ、

地に足をつけて生きること、

不自然な生き方をしないこと

自分の芯をまっすぐに信じること

いろんなことを教えてもらうことができました。

 

ただ、時々で

「あ、ここが人生変わったポイントだな」

と思うことはもちろんなく、

選択をしてから実際に歩んでいくなかで

人生の方向性は形づくられていったのでしょう。

それを考えると

なんだか不思議な心持ちになります。

 

これから先も、

振り返って

「ああ、あのとき僕の人生は変わったんだな」

と思い返す出来事にでくわしていくでしょう。

願わくば、

その出来事と丁寧に向き合って、

後悔のないように進んでいけたら。

 

自分の人生変わったタイミングを考えていたら、

なんだか過去の自分がいとおしくなってきます。

「曲がりなりにもなんとかここまで生きて来れたな」

という感慨と

「ダメなことたくさんあるけど、がんばっているじゃないか」

というほんの少しの自己愛。

折りに触れて自分のこれまでを振り返ると

これからの人生がちょっとだけ充実するような気がする。

ぜひ、試してみてはどうでしょうか?

 

人生を変えた本も

しっかりと振り返ってみたいな。

それは、また別の機会に。